練習箇所

・SWV423
・SWV424

記事

全体発声:40分

★SWV423
今日は後半(第2楽章)から練習をしました。
《Anderer Teil》
・1~2小節(男声):出だしのハーモニーを意識すること。バスはソプラノとオクターヴ。テノールとバスは3度でハモっています。次の小節の1拍目も同様です。テノールのDの音はもたれないように上から入りましょう。
・2小節(全体):1拍目”-gleichen”を上手に発音する。[gl]はひとまとめに発音すること。決して「グラ」とはならないように。男声は語尾の[n]を揃えて切る。テノールがバスのタイミングと同時に[n]を発音し、次の小節にはかからない。
・3小節(バス):歌い出しの”nahm”は丁寧に。
・4小節(女声、バス):1拍目のハーモニーは予め想像して入る。特にアルトのFisはしっかり上がること。
・5小節(ソプラノ、男声):4拍目の語尾[t]を3パートで揃える。
・8小節(男声):”nehmet”はイエスの言葉です。美しく歌い出してください。テノールは出だしのDを薄い声で。4拍目の6度のハーモニーを正確に。バスはその前のGからEに下りる時にぶら下がらないように。テノールのCがあやふやにならないように。そして次の小節ではGでユニゾンになります。
・9~11小節(バス):上から下りる音を歌う時にピッチを注意すること。特に10小節3拍目Es、11小節1拍目Fはその前から5度下降するので丁寧に。
・11小節(テノール):FとEで行き来する時にだんだん下がって来ないようにピッチを保つ。
・15小節(テノール):4拍目出だしのC-E、最初から上の声で歌い出す。次の小節のFを美しく。
・17小節(バス):メロディがソプラノから繋がっていると意識して歌い出す。音を取り損ねないように。また、この言葉は”dieser”語尾は曖昧母音です。「ア」になりすぎないように。
・19小節(アルト):1拍目裏Esをしっかりと上がる。男声とのハーモニーの移り変わりを感じること。
・20小節(テノール):高いAの音はアルトより上の音を歌うため、ソプラノとのハーモニーを意識する。ソプラノがD⇒Cisと変化するところもブレずに保つこと。
・31~34小節(全体):四分音符で言葉をしゃべらないといけないため、慌ててしまいがち。コンマなどのフレーズの切れ目を意識して丁寧に歌うこと。
・35小節(全体):4拍目のハーモニーを意識して作りましょう。鍵はバス。Hがブレないように他パートの音を意識して歌う。

《Erster Teil》
・15~16小節(全体):15小節1拍目は明確にフレージングすること。15小節、16小節それぞれの4拍目のハーモニーに注意。
・17小節(テノール):2拍目からのメロディーは5のアンザッツを使って薄い声で歌う。4拍目から次の小節にかけて他パートは音が変わるが、テノールだけFの音で伸ばしたまま小節線を跨ぐ。その時の和音の変化を意識する。
・20小節(ソプラノ、男声):”Leib”の語尾を揃える。ソプラノとバスは語尾の[p]を発音してブレスをしてから次の小節を歌い出す。テノールも同じタイミングで[p]を発音すること。
・22小節(女声、バス):”wird”の語尾を揃える。テノールの”tut”に被らないように。
・22小節~(全体):”solchs”の発音について。[l]の発音をした後[ch]に移る時にもっと唇を横に開くこと。3つの子音を発音しないといけないため、「子音の時間」をつくること。[o]の母音が長すぎないように。
・31小節(全体):”gedachtnis”の”-cht-“がきちんと聴こえるように。ソプラノと男声は特に31小節の最後で[cht]が出てくるため、よく揃える。最後の小節で揃って[n]が発音できるように。

★SWV424
一度通して歌ったあと、テンポを落として再度通しました。次回はこの曲を復習します。

備考

♪ソプラノに見学の方が見えました。