練習箇所
・Alles, was ihr tut mit Worten oder mit Werken(BuxWV4)
・Das neugebor’ne Kindelein
記事
全体発声:40分
<内容>
全体として「大きなフレーズを作る」ことを繰り返し注意されました。1つ1つの言葉だけでなく、文章として繋がりがあるように歌いましょう。
★ Alles, was ihr tut mit Worten oder mit Werken(BuxWV4)
《第2楽章》
1~8小節を中心に練習しましたが、その先も同様です。
・1~4小節:2小節単位の大きなフレーズを意識します。同じ言葉を2回繰り返しているので、2回同じではなく、例えば1小節目よりも2小節目の方が落ち着く、とか、3小節目よりも4小節目の方がより盛り上がる、といった感じに表現します。
・”Werken”や”alles”など、2つ目の音を歌い直さない。語尾にしましょう。特に6小節目2拍目の”-les”が乱暴にならないように注意。
・6~7小節:”im Namen Jesu” ”Namen”と”Jesu”の歌い方も各自工夫してみてください。
《第4楽章》
・1~4小節:このフレーズは短―短―長と捉えるとわかりやすい。3〜4小節は大きなフレーズとなります。4小節1拍目の後でブレスしない。
・8〜9小節も同様。9小節1拍目の後でブレスしない。(24〜25小節、40〜41小節も同様)
・17小節:アルト以外の3声は付点のリズムが出るように”Helft”の処理をコンパクトにする。子音の時間を作れるよう母音を伸ばしすぎないこと。全員で3拍目”spielen”の頭を揃えましょう。
・34小節は以下の点を注意。35小節1拍目の和音を決められるよう通過する。
・1拍目:”willen”の”-len”は語尾にする。
・2拍目裏:ソシレの和音をしっかり作る。テノールはソプラノと出会えるように。
・3,4拍目:”Loben” “löblich”という言葉が聴こえるように、音符1つずつ歌いにしない。”ö”ウムラウトが「エ」になりすぎないように。内声は同じ音が続くので母音の違いでピッチがブレないように。
《第5楽章(バスソロ)》
・2〜4小節:”Lust”の歌い方。2,3小節1拍目は、次に歌い継ぐイメージでスッと取る。4小節に2回出てくる”Lust”も「最良のタイミングで子音を入れる」ようにしてください。特に3拍目の付点が伸びすぎないように。
・5小節:3拍目裏”der”は軽く、次の”wird”に重みが来るように。次の”dir”語尾は巻き舌で。
・14小節1拍目Gは上から。前の”dir”と別物にして入り直す。
《第6楽章》
・69〜70小節:付点のリズムに注意。付点二分音符が伸びすぎないように、語尾の子音を早めに処理する。80〜81小節、101〜102小節も同様です。
・90小節:2拍目”streck”がしっかり発音できるように”und”を短めに。
・99小節(バス):”Freuden”は音形を利用して優雅に表現する。
・105小節:”mein’m Beruf”を1つの言葉にする。間でブレスしない。
・最後は”Stand”が上手く揃うように少しrit.します。
《第8楽章》
・12小節:”danket”の”-ket”は語尾にする。
・15〜17小節:各パートがそれぞれ抑揚をつけて表現する。19〜21小節も同様。
★Das neugebor’ne Kindelein
・8〜18小節:コンマのあるところまでは1つのフレーズにする(ノンブレス)。
・32〜36小節:2声ずつのフレーズを明確に出す。
・36小節(バス):3拍目FはアルトのEにしっかりぶつける。ずり下がらないように。
・37小節:3拍目から別の音楽になる。”sein”を全員揃って素早く切ること。3拍目の和音は決め難いのでハーモニーをイメージして出る。
・38〜39小節(バス):D→E→Fのピッチを正確に。ずり上げないこと。
・40小節:メリスマの前、1拍目の四分音符は軽やかに通過する。
・40小節〜:”singen”[i]の母音がキツくならないように。口を縦に開ける。
“-ngen”は鼻濁音かつ語尾なので柔らかく。
・42小節:”Lüften”の[n]を飲み込まずに前で発音し、次の[f]を飛ばす。
・118小節(バス):オケの音形とズレているので注意。音符1つずつ歌いにならない。レガートで。
118小節から先は次回練習します。