練習箇所
・Omnes amici mei(ZWV55-10)
・Velum templi scissum est(ZWV55-11)
記事
全体発声:37分
<内容>
★Omnes amici mei(ZWV55-10)
・65〜82小節の言葉を付けた後、全体を歌いました。
★Velum temple scissum est
・52小節まで練習しました。16小節までは言葉も付けました。
・9小節3拍目(アルト):ブレスを入れる。
・10小節(ソプラノ):歌い直す。”tremit”(地震)を表している。
・12小節:”latro”の”t”は前に出し、音符の上に乗らないように。
・16小節のフェルマータは少し伸ばし、なおかつ一旦止まります。17小節〜は罪人”latro”の言葉になっているので。なので、”dicens”の前でパッと息を取った方がいい。
・16小節最後の音を作り直して5度を作る(アルト)。
<テノール覚え書き>
・裏声だけで、音程をしっかり出して練習してみるのもいい。その時、肝心なのは純粋な裏声であること。声帯の筋肉が声を出す時にぎゅっとする癖になってしまっているので、それを取っ払いたい。裏声は声帯が緊張していると出ないので、声帯がリラックスしたままで音程が作れる。
・音の高さを作るのには、喉にゴム紐があると思ってください。高い音になるほどゴム紐をどんどん伸ばしたイメージで出すといい。声帯をキュッと緊張させながら作った高い声は、音色が独特な音色になってしまって扱いに困るのに対し、ゴム紐のイメージで作った声は溶け込みやすく、ピッチも落ちにくい。なので、裏声で歌う練習をすると良い。
<アルト覚え書き>
・喉を無理矢理広げようと思わずいきなりおでこから声が出てきたというイメージで歌い出す。
・姿勢:歌い出しの時、お腹をひゅっと立ち上げると背中の筋肉が一緒になって働く。背中の筋肉は首筋から頭蓋骨まで繋がっていて、頭蓋骨が立つはず。そうなっていないということは、背中全体を支える大きな筋肉がだらけたままになっている。
<歌いたいという内的な衝動から歌うことが一番大切(フースラー)>