練習箇所

・SWV420
・SWV430

記事

全体発声:40分くらい(最初の部分が、録音に入っていません)

<内容>

★SWV420
・発音を改めて確認しながら練習しました。
・言葉の抑揚を意識して歌うことが大事。
 言葉のアクセント(アクセントのある部分と無い部分が波を作り出す)、
 また、シラブルの数や、文法的な区切りが、抑揚を付けるためのヒントとなります。

・”kyrie”:ドイツ語の”y”の発音はuウムラウト”ü”です。
・冒頭のkyrieは滑らかに歌う(内声)
・5小節テノール:”ist”の音がバスとハモるように。
・7小節からのフレーズが立体的に抑揚がついて、ドイツ語らしく聞こえるよう重点的に練習しました。
 ”aller”の語尾と”Ding”が寸胴のようにつながらないように。喋る時の抑揚で。

 従って、”aller”は語尾にアクセントがつかないように。
 ”Ding”:”ng”の鼻濁音は音程が付くので、該当の音で発音する。
 ”schöpfer”:”pf”は同時に発音する(”p”で口を閉じた時、上の歯が下唇に付いている)
 7小節テノール:歌い出しの音Dはテノールとしては低い音域ですが、裏声が働いた美しい声で。
 アルト、ソプラノも同様に、出だしの音が低めの音域ですが美しい声で。

・”eleison” :最初の”e”は声帯が閉じて切り口があるように(”h”が付いて「へ」にならないように)。”son”は濁ります。

・14小節バス:”Welt”と”Trost”の”t”は歌う場合は切り離したほうが良い。
・20小節〜:”O”と”Jesu”がつながらないように。
・24小節バス:ファにシャープが付かないように。(直前でソプラノがファのシャープを歌っているので影響を受けやすい)
・30小節テノール:FisがバスのDと3度でハモるように。

・35小節〜:テノールだけ他のパートとちょっと違うリズムになっている。つまりリズムをずらしてあるので、その分だけフレージングが滞りやすいので、フレーズをよく考えながら歌う。

・41小節(男声):”End”は、女性がダブルバーで三拍子入るところでブレスするので、男声もそのタイミングに合わせて、一緒に切ってください。
・41小節3拍子のところから(バス):4分音符を全部順番にパパッと歌っていこうとすると、かえって歌いにくいです。こういう時は、言葉の塊で捉えていった方が絶対余裕が出てきます。

・46小節〜バス:”eleison”の歌い出しが表拍で尚且つ、休止符がないため、歌い出しにくいので、その前のフレーズと区切って、尚且つ息を取ってもよい。

★SWV430
・19小節まで、少しだけ復習をしました。
・14、15小節と細かい音符に言葉が付くので、ここも1音符ずつ歌うとかえって歌いにくいので、言葉の塊で捉えて歌うように(バス)。

備考