練習箇所
・SWV 421, 422
記事
全体発声
★SWV421
・先唱: Sが歌います。
・12小節: (B)入りのauchは、Tを聴いて正しく入ります。
・13小節: (A)4拍目裏のdeinの音を正しく美しく歌います。
・29小節: (B)入りのHerrは、Aを聴いて正しく入ります。
・42小節: (S,A,B)3,4拍目のseinは、新しく入るTのフレーズが浮かび上がるよう、自然な感じで収めて歌います。
・49小節: (S,T)3,4拍目のseinは、新しく入るAのフレーズが浮かび上がるよう、自然な感じで収めて歌います。
・51小節: (B)heiligのhei-は裏拍ですが、単語のアクセントを優先します。
・51-52小節: (B)uber allesのu-、a-も裏拍ですが、単語のアクセントを優先します。
・59小節: (S,A,B)3,4拍目のgleichは、新しく入るTのamenを邪魔しないよう、自然な感じで収めて歌います。
・59小節~: Amenの-men(4分音符)は短すぎないようにします。
・60小節: (B)3拍目裏のge-は上から取ります。
・67小節~: Ewigkeitの-keitは極力目立たないように収めて歌います。
・70小節: (A,T)-keitを内切りで揃えて切り、Bに掛からないようにします。
・71小節: (A,T)-keitを内切りで揃えて切り、Sに掛からないようにします。
※ 歌うときは、単語のアクセントに留意しつつ、歌詞の文章の自然な抑揚に即して歌います。歌詞の抑揚と拍子(4/2拍子)は必ずしも一致しないですが、歌詞の抑揚の方を優先します。例えば、冒頭のSein Zornは、1拍目のSeinではなく、2拍目のZornにアクセントがあります。むろん、抑揚を極端に付け過ぎてはならず、自然な感じで歌います。
かつて、指揮者のマルティン・フレーミヒは、シュッツの曲はドイツ語ができないと音楽にならない、とおっしゃいました。ただ音符を追うのではなく、ドイツ語の語感、抑揚を意識して歌いましょう。
★SWV422
・1-32小節を中心に練習しました。
・16小節: (S,T,B)Lichtの語尾を内切りで揃えて切ります。
・18-19小節: (T,B)二重唱が美しくハモるように歌います。geschaffenは1語なので滑らかに歌います。