練習箇所

・Magnificat(BuxWV Anhang1)
・Was betrübst du dich, meine Seele(SWV335)

記事

全体発声:46分

<内容>
★ Magnificat(BuxWV Anhang1)
・フレーズの終わりを『語尾らしく』収めるようにしましょう。
例えば31小節”meus”など、語尾を歌い直すことのないよう意識してください。
・38小節(アルト):2拍目のHは上から入るように。ずり上げない。
・43小節(アルト):ここの母音は[i]ですが、3拍目でHに上がる時に口を開けて上から歌います。
・45小節~:”ecce”が「エクチェ」と聞こえます。[tz]の子音を正しく発音してください。
・71小節~(ソプラノ1,2):ここから下降形のフレーズが続きます。行き着いた音(72~74小節1拍目)が一番軽くなり、また次から始まるようなイメージで歌ってみましょう。78~82小節も同様です。
・85小節(アルト):「温かみのあるボリューム感で」というご指示がありました。86~88小節で”misericordia(憐みが)”の長いシラブルがありますが、たっぷり歌えるように最初の”et”で軽く息を取って歌ってください。
・90小節~:”a progenie”は弧を描くように歌い出しましょう。
・98小節(バス):言葉がリズム通りに発音できるよう、何度か練習しました。各自復習しておいてください。
・132小節:”dispersit” の “-persit” [s] は濁りません。
・146小節:”se-” の [e] は長母音にしてください。
・156小節~(バス):今日は後半の171小節からのフレーズを繰り返し練習しました。ポイントは173小節の最後のFis。音が外れないように、慣れない内は硬めに歌って大丈夫です。175小節はまだ勘違いがありそうなので、各自音を確認しておいてください。前半部分は練習できませんでしたが、復習をお願いします。
・233小節(アルト):のびのびと歌い出しましょう。
・240小節:”Gloria”の[i]で口の形が崩れるとピッチが不安定になります。特に同じ音で動くパートは注意してください。
・277小節(テノール):”Sicut”で1つの言葉なので切らずにつなげて歌います。

★ Was betrübst du dich, meine Seele(SWV335)
・最初のテーマの歌い方について(事例はソプラノ1。どのパートも一緒です)
・1小節:”Was”と”betrübst”がきちんと分かれて聴こえて来るように。四分音符2つをベターッと歌わない。
・2小節:”-trübst”の付点二分音符で軽く膨らみをつけましょう。でもフレーズは次の”du dich,”までであることを忘れずに。
・4~5小節:”Seele”ここが最大に盛り上がるように膨らませる。
・18~19小節:曲の最初はしっとり、ゆっくりしたテンポで始めますが、八分音符が出てくるこの小節は緊迫感を持って歌います。20小節のバスからまた冒頭の雰囲気に戻ります。
・28小節(アルト):裏拍でも”bist” “un-“はしっかりと「差し込む」ように歌います。音も上がるのでずり上げないように。
・28小節~:”und bist so unruhig”は言葉がはっきり聴こえるように歌いましょう。”so”と”un-“は「ゾーウン」にならないようにしっかり分けます。逆に、”unruhig”はレガートに、1つの言葉にします。語尾は歌い直さず収めましょう。
・45小節(アルト):それまでずっと短調でEsが鳴っていますが、ここで長調になります。アルトのE(ナチュラル)が鍵です。明るく取りましょう。
・53小節~:”Angesichtes” “-sich-“が「ジ」にならないように。[z]の子音をしっかり鳴らしてください。

備考