練習箇所

・Jubilate Deo(SWV332)
・Was betrübst du dich, meine Seele(SWV335)

記事

全体発声:56分
息を吐く時の筋肉の使い方について、以前から背中が反射的に膨らむといった話がありましたが、今回は先生が椅子を使って四つん這いになって(!)実演してくださいました。
立っていてもそのイメージを掴めるように、各自家でやってみると良いですね。

<内容>

★ Jubilate Deo(SWV332)
・先週じっくり練習したので、復習を兼ねて2回ほど通しで歌いました。2回目はテンポを少し速めています。16分音符のところなど、口が回らなくなると思うので、各自で復習をお願いします。
・121小節(バス):4拍目裏はFisです。Fになってしまう時があるので注意してください。

★ Was betrübst du dich, meine Seele(SWV335)
《最初のテーマ》
・[w]の子音がしっかり聴こえるように丁寧に歌いましょう。有声子音なので[w]の時もその音の高さで鳴っていないといけません。真っ直ぐ、スッと入るように。また、「ヴア~」とならないように、[a]の母音が出来上がった状態で[w]を発音します。
・”Was”と”betrübst”がきちんと分かれて聴こえて来るように。四分音符2つをベターッと歌わない。
・”betrübst”は”-trü-“にアクセントがあります。この付点二分音符で軽く膨らみをつけましょう。
・次の”meine”で歌い過ぎない。”Seele”が最大に盛り上がるように膨らませる。

《18小節から出てくる第2のテーマ》
・最初の”und””bist”はコンパクトに。”so”と”un-“は「ゾーウン」にならないようにしっかり分けます。逆に、”unruhig”はレガートに、1つの言葉にします。

《34~52小節のフレーズ》
・”denn ich werde ihm~”の言葉でフレーズが重なり全体が盛り上がっていくつくりになっています。テンポも少し前のめりになります。どんどん歌いこんでいくイメージで。
・ずっと盛り上がっていき、52小節で一旦終わります。最後は収めましょう。

《個別の注意事項》
・11~12小節:和音の変化を意識してハモらせましょう。特にソプ2のHとソプ1のEsが鍵です。
・13小節(バス):テノールに明け渡すイメージで収めるように歌います。
・15~16小節(テノール):低い音ですが軽い声で。重くすると低めに入ってしまいます。”meine”の[ai]は[a]を長めに。「マイ」とならないように。”Seele”の膨らましは「響きを育てる」イメージで。
・21小節(アルト):出だしのFisはバスから受け継ぐイメージで。”be-“のAの音は別物として上から取り直す。
・31小節(アルト):3拍目のFisを和音の中に入れましょう。発音の問題?低く入ってしまっています。
・49小節(テノール):4拍目からの出だしが遅れます。3拍目の四分音符を短く切って次に入ってください。

53小節以降は次回練習します。

備考

♪アルトに見学の方がいらっしゃいました。