練習箇所
・Jubilate Deo(SWV332)
・Ein Kind ist uns geboren(SWV302)
記事
全体発声:59分
各アンザッツにおける声帯および周辺の筋肉の状態を改めて丁寧に解説いただきながらの練習となりました。
裏声と表声のバランスが取れた声、すなわち声帯の緊張と弛緩、声帯の周辺の筋肉の働きによって声帯がピンと張られた状態をつくること、を常に意識しながら、裏声と表声それぞれの訓練をしていく必要があることが改めてわかりました。
大切なエッセンスがここかしこにありますので、録音も参考に各自復習してください。
★Jubilate Deo(SWV332)
先週に引き続き、この曲(特に32~50小節、51~69小節)を集中的に練習しました。だいぶ速いテンポでも細かい音符で口が回るようになってきました。忘れないように復習をお願いします。
・46小節~:”et non”の”et”16分音符で振りかぶらない。装飾音符の様にフワッと入り、”non”に重みを置く。
・51小節~:”populus”の16分音符を丁寧に。急ぎ過ぎて滑る傾向があります。
・69小節~:”Laudate nomen” (バス69~70小節、上3声72~73小節、次も同様)
ここは(厳密には違いますが)ヘミオラのように感じて歌います。”-da-“と”no-“を長く歌う。そして”-te”(バス70小節1拍目)は語尾にしてスッと引く。次の”no-“に重みをつけるため、軽く歌います。「テーノー」と続かないように。77小節からの上3声は、それぞれずれていますが、同様に言葉を意識して歌いましょう。
・88小節(テノール):入りのEが低めに入っています。ラドミの和音を意識して高めに入ってください。
・88小節~:”in aeternum”の16分音符”in ae-“(テノール88小節4拍目、ほか同様)がもたつく傾向があります。”in”を伸ばしすぎないで次の拍の”-ter-“が遅れないように注意。
次の16分音符”-num mi-“の[m]は一応分けて捉えるように。結果的に1つになるのは致し方ないが、違う言葉だということを意識はしてください。
・106小節~:”generationem”の”-ti-“と”-o-“が分断されないように。1つの言葉にしてください。
★Ein Kind ist uns geboren(SWV302)
最後に2回ほど通しました。特に後半忘れているようなので、次回練習します。