練習箇所
・Meine Seele erhebt den Herren(SWV426)
記事
全体発声:43分
★Meine Seele erhebt den Herren(SWV426)
・1小節:最初の”Mei-“が鳴り過ぎないように(特に下3声)。最初は小出しにし、次の”Seele”に向う自然な抑揚をつくる。
・4小節~:”erhebt”の”-he-“が「イ」になり過ぎないように。
・7小節(ソプラノ、バス):3拍目の”den”は冠詞なので軽く。次の”Herren”で歌い込むようにする。
・9小節:5度のハーモニーを決める。また、ここの語尾は自然に収め、アルトの次のフレーズに自然に繋がるように。
・23小節(アルト):とにかくきれいな声で。この”Denn”は理由を説明する言葉なので、意味があるように歌い出す。
・24小節~:”seine elende”の八分音符が繋がってしまわないように。言葉の抑揚を意識してふたつの単語を分けて発音する。
・24小節(アルト):ソプラノとの3度がはまるようにピッチを気をつける。
・29小節(テノール):Cの響きが低めになっています。薄くて高めの響きで。
・35小節~:”alle”は2パートずつ歌い継いでいく。他のパートと立ち上がりを揃えるように。[a]の母音を立てる。
・40小節~:出だしの”Denn”はくっきり歌い出す。テノールのEは裏声の方を強めに。
・41~45小節(男声):ほぼ3度でハーモニーしています。男声の3度が決まるとその上にアルトが乗りやすい。
・41小節3拍目でテノールがE→Cに下りる箇所でバスときっちり3度を作る。この音域は響きが低めに入りやすいので注意。高い響きのまま下りて来る。そして42小節のG-Hを決める。
・42小節4拍目”-ße”は「セ」にならないように。曖昧母音です。バスのFisが下がり過ぎないように。
・43小節のハーモニーを決め直す。一度音が下がってから上がるのでずり上げやすい。
・48小節(テノール):2拍目は5度にあたるAの音がないのではめるのが難しいが、アルトとバスのFisに対してDをしっかりハーモニーさせる。
・48小節(アルト):3拍目で短3度が決まるようにしっかり上がる。その後もFisとGを行き来するが、Gを高めの響きで歌う。
・54小節(テノール):3拍目”-me”が「メ」にならないように。母音が悪いとピッチも下がります。
・58小節:3拍目のハーモニーを決めましょう。
・60小節:3拍目”währet”のアーウムラウトは明るく発音する。
・66小節:3拍子にスムーズに入れるように。1拍目の全音符はスッと引き、全員でブレスして3拍目からの新しいフレーズに入っていく。
・68小節:1拍目のハーモニーを決める。特にテノールのEのピッチを正確に。
・70小節~:”zerstreuet”の”-streu-“が強調されるように。子音をもっと前に出し、長めに歌う。
・74~78小節:4小節が1つのフレーズになるように。ノンブレスで。82~86小節も同様。
・74小節:2拍目のハーモニーを決める。
・86小節:テノールが最後Eに下りるので、他の3パートはそこまで残っていること。
・87小節~:”stößet”するどい雰囲気で。前の拍”stö-“に重みがあるように。
・92小節~:全体的にレガートで。大きなボーゲンを描くように1小節ごと育てていく。出だしの”und”はここからはそれまでとの対比を出すべく、しっかり歌い出す。
・97小節:気持ちを変えて「身分の低い者」という言葉を表現する。
・99小節(バス):4拍目のCisがアルト・テノールとよくハーモニーするように。
・107小節~:”füllet”の響きをもっと豊かに、膨らむように歌う。
・117小節~:前の豊かさとの対比を出すために、ここは硬めに歌う。貧相な響き=弱々しい、でも「柔らかい」ものではない。
備考
♪7日から見学にいらしているバスの方の奥様が見学にいらっしゃいました。